コラム「海の将来性」 明光港湾設計

明光港湾設計

事業内容

事業内容

四方を海に囲まれた我が国、日本。私たち日本人は、古くから海辺の地域に大勢の人々が住み、豊富な水産資源を糧にする、世界的にも独特な文化を確立してきました。戦後の高度成長期には、臨海部に工業団地が次々と立地し、原材料を製品の輸出入においても、海は大変重要な役割を果たしてきました。

最近になり、世界的な人口増化及び経済成長により資源獲得競争が国際的に激しくなる中で、海は、エネルギーや鉱物資源を獲得する場として大きな可能性を秘めていることがわかってきました。日本近海においても、メタンハイドレートなどの天然ガスやレアメタルの埋蔵、波力や洋上風力などの自然エネルギーの獲得が話題になり、海は、エネルギーや鉱物資源の新たな供給基地として、極めて高い注目を集めています。

しかし、それら海底に眠る資源や自然エネルギーを獲得していく中で不可欠となるのが、海洋に構造物を構築する技術です。現場のプラント施設をはじめ、後方支援施設、陸上での荷揚げに用いる港湾施設など、すべて海に構造物を構築する必要があります。しかしながら、日本近海においては大水深域が比較的多く存在するために、海洋に構造物を構築する高い技術が必要とされています。

港湾分野の土木設計を得意としてきた我が社でも、こうした次世代に必要とされる技術の確立に向け、新たなスタートを切ったところです。